目次
●ジンマシンとはどの様なものか
昔、イラクサ(蕁麻)という
植物の葉に触った人の
肌に発疹が出て、かゆくなった
ことに由来する。
○ジンマシンの関連症状
発熱、下痢
○ジンマシンとはどの様な症状か
肌に出る赤いミミズバレ、
蚊に刺されたときにできる赤い
ふくらみがジンマシン。
次第に範囲が広がって
大きいものや小さいもの、
かゆみも強いものから
それほど気にならないものまで
その程度も様々。
熱感を伴う場合もある。
一般的には発症してから
数時間以内に治まるが、
再発することもある。
○ジンマシンの原因・誘引原因
色々なタイプがあり、
それらのほとんどは何が原因で
発症したかによって分類される。
<アレルギー>
食事や薬の使用、ペットの毛、
ハウスダスト、花粉、
または蜂やムカデに
さされたりして発症する。
<温熱・寒冷>
こたつやストーブ、布団、
風呂などの刺激により、
体の特定部分の温度が
上がったとき、
その場所に発症する。
また反対に後者は扇風機や
エアコンの風、外気に触れた
際に発症する。
<機械性>
皮膚呼吸を妨げるような
外部からの刺激で起こる。
たとえば腕時計のバンドや
ベルト、下着のゴムの
締め付けなど。
<日光>
紫外線の強い季節に外で
直射日光に当たった部分に
発疹ができる。
<コリン性>
運動したり、お風呂に
入ったり、緊張で汗をかいたり
したときに出る。
一般的には子供に多く
見られる。
<心因性>
ストレスやヒステリー、
自律神経失調症など精神的な
問題を抱えていると、
それが、ジンマシンとなって
体にあらわれる。
薬を使ったからといって
一気に改善されるものでは
ないので、長引く可能性が
大きい。
<その他>
月経直前や妊娠中は、
ホルモンのバランスが崩れる
ため、食べ物や環境に対する
体の敏感さが増し、
ジンマシンが出るケースが
ある。
○現代西洋医学での改善法
抗ヒスタミン剤の服用、
軟膏をぬる。
○改善につながる食事法・栄養法
・以前食べて症状が出た食品や
ヒスタミンが多く含まれている
食品を食べない。
・動物性タンパク質や脂肪、
食品添加物の多い
食品は避ける。
・五穀、野菜、海藻類を中心に
発酵食品を毎食摂る。
・食物繊維の豊富な小松菜を
油揚げと一緒に煮びたしに
したものや、下剤として
ゴマ油を大さじ1飲むのも
効果的。
○改善につながる健康法
<アレルギー>
原因となる物質を避ける。
花粉ならマスクをしたり、
動物の毛ならペットを飼わない
ようにする。
下着や服の金具類にも
気を配る。
<温熱>
入浴時はぬるま湯につかる。
入浴剤は肌が弱くかぶれる
可能性がある人は使わない
ほうが良い。
<寒冷>
冷たい飲食物を控えたり、
プールに入らない。
お風呂上がりは
できるだけ早く服を着て、
体を冷まさない。
<機械性>
サイズの合わない衣類を
着ないようにする。
肌をこすらない。
<コリン性>
汗をかくような運動は避ける。
通気性のいい寝具を使って
就寝中の汗にも注意する。
<共通>
生活リズムを整え、
十分な睡眠とストレス解消を
心がける。
便通を整える。
○ジンマシンの症状が出た時の対処法
・大根やきゅうりの輪切りで
患部を拭く。
・濡れタオルや氷で患部を
冷やす。
ジンマシンに背骨からアプローチするには
ちょっとジンマシンが出ている、
疲れた時にジンマシンが出る
というご相談をいただくことが
よくあります。
これは腎臓と大きく
関わっております。
皮膚の症状だと腸を疑ったり、
皮膚科へ行かれる方もいますが
それでは解決に至りにくい
というのが現状です。
特にステロイドやジンマシンが
出るのを抑えるような薬が
処方されるのですが、
そういった処置はあまり
おすすめできません。
ジンマシンの症状はなぜ出るのか?
中には10年間ジンマシンが
出続けているという方も
いらっしゃいます。
そのジンマシンの原因が
出てくるところが身体の負担と
関係があります。
ジンマシンが出ることは
身体の中に溜まっている
老廃物を皮膚から出そうと
しているというふうに捉えて
いただきたいと思います。
身体は必要のない行動を
基本的にしません。
身体の中で処理しきれ
なかったり排出しきれない
ような老廃物がジンマシンと
いうかたちを通じて、
皮膚の細胞で取り込んで
それを外に出そうとしている
試みだと捉えていただきたい
と思います。
ジンマシン改善のための背骨の調整ポイント
ジンマシンの改善には
腰椎の11番へのアプローチが
必要です。
焦らず、騒がず、腰椎の11番を
正して腎臓の機能を高めていき、
積極的に排泄しましょう。
お薬を使わないようにして
ジンマシンの毒素の排泄を促す
ということで改善していきます。