キレ痔、肛門周辺の不調に効かせる三つの要点

●キレ痔とはどの様なものか

裂肛と言い、

特に若い女性に

多く見られる病気。

 

便通と深い関係があり、

女性の場合は生理が

この排便と密接に

絡み合っている。

 

 

○キレ痔の関連症状

下痢、便秘

 

 

○キレ痔とはどの様な症状か

排便時に痛みが走り、

排便後もジーンとした

痛みが続く。

 

ただ、トイレをでて

数分もすれば自然と痛みは

治まってくる。(急性期)

 

しかし、

排便のたびに起こる痛みが嫌で、

排便を我慢するようになると

便は直腸に溜まり、

水分が吸収され

固くなってしまう。

 

固い便によって

傷がさらに深くなり

排便も怖くなり、

便秘になり・・と

悪循環を繰り返す(慢性化)

 

こうした悪循環を

繰り返すうち、

浅かった傷がどんどん深く

えぐられ潰瘍化していく

(肛門潰瘍)

 

肛門潰瘍まで達すると、

内括約筋が露出し、

便の細菌に感染し

炎症が起こり、

肛門が狭くなる

「肛門狭窄症」を合併する。

 

鉛筆のような細い便しか

出なくなるなど、

排便がままならなくなる。

 

 

○キレ痔の原因・誘引原因

裂肛が出来るのは

肛門上皮というところで、

直腸に比べ血流が

豊富でないことから、

 

弾力性が乏しく、

ちょっとした

刺激で切れやすい。

 

よって固い便でこすられたり、

下痢が勢いよく通過する

ことによって、

切れたり裂けたりする。

 

女性の場合、生理前や

初期に便秘になりやすく、

生理が始まるとともに

便通が良くなり

下痢になる場合が多い。

 

また女性は男性に

比べ切れやすいという

特徴があるため

裂肛になりやすい。

 

 

○現代西洋医学での改善法 

急性期であれば、

坐薬や軟膏などで

症状をやわらげ、

生活習慣を改善する。

 

痛みが激しかったり、

再発を繰り返すようなら

手術を行う。

 

内括約筋側方皮下切開術

が主流。

 

これは狭くなった

内括約筋の一部を

切開することで

肛門を広げるもの。

 

 

○改善につながる食事法・栄養法           

・お酒の飲みすぎに注意する。

 

・唐辛子や胡椒などの

   香辛料や激辛の料理を

   控える。

   患部を刺激するため。

 

<弛緩性便秘>

腸の蠕動運動が弱いために

起こる便秘。

 

・食物繊維をたっぷりとる。

   納豆、小豆などの豆類、

   ひじき、こんぶなどの海藻類

   玄米、野菜、オリゴ糖

 

・野菜は生で食べるよりも、

   煮たり炒めたりして

   たくさん食べる。

   食物繊維は少なくとも

   1日20gを目標に。

 

・果物に含まれる

   クエン酸などの有機酸や

   酢は腸を刺激する

   効果がある。

 

・朝食には牛乳や

   ヨーグルトにオリゴ糖を

   入れて食べる。

 

<痙攣性便秘>

蠕動運動が強すぎるために

起こる便秘。

うさぎのふんのように

コロコロした便が特徴で、

便秘の後に下痢を

起こすことも。

 

・腸をあまり刺激しないように

   消化の良いものをとる。

 

・食物繊維をとる場合は、

   なるべく水溶性の

   食物繊維をとる。

 こんにゃくや海藻など

   粘り気のある食べ物や、

   リンゴなどに多く

   含まれている。

 

・不溶性の食物繊維はゴボウ、

   セロリ、筍など固い野菜に

   多く含まれているが、

 これらを食べる場合は

   良く煮て柔らかくしてから。

 

・果物も煮たり、

   豆類もつぶしてスープに

   するなど、消化がよくなる

   調理の工夫を。

 

・肉の脂身、冷たい飲み物は

   なるべく控える。

 

 

○改善につながる健康法           

・お風呂はぬるめのお湯に

   ゆっくりつかる。

   入浴剤の使用はなるべく避け、

   温泉も泉質によっては

   肛門に刺激を与えるため、

 痛みを感じる場合は

   入浴をやめる。

 

・便意を逃さない。

 

・トイレは洋式を使用し、

   短時間ですませるようにする。

   長く座ると肛門周辺の

   血液がうっ血するため。

 

・排便後は水圧を低めに

   温水洗浄機を使い肛門を

   清潔にする。

   その後トイレットペーパーを

   軽く当て、水気を拭きとり

 汚れが残っていないか

   確認する。

 

・生理の初期にはなるべく

   水分をとる。また、お腹を

   右から左へ軽くさすって

   マッサージをする。

 

・タイトな下着や

   ぴったりとした服装を

   なるべくしない。

 

・過度なダイエットはやめる。

 

・同じ姿勢を長時間続けると、

   出始めだけが固い便を

   形成しやすいので

   適度な休憩をはさむ。

 

 

◎キレ痔関連臓器                

大腸

 

 

 

キレ痔に背骨からアプローチするには

本日は切れ痔について

お話していきます。

 

 

 

 

キレ痔の原因は?

人間の肛門周辺というのは
粘膜組織でもあり、
通常は傷つくということは
ありません。

 

多いのは、
トイレットペーパーが

固いなどで傷ついてしまい、
そこから切れ痔が悪化していく
というパターンです。

 

そもそも粘膜組織が
硬くなっているということが
背景にあります。

 

肛門周辺部の粘膜組織が
硬くなっているというのは
どういうことかというと、

そこの臓器の部分が角質化、
線維化している状態です。

 

弾力性と浸潤性、
潤いが無くなっている関係で
切れやすいという状態にも
なってしまいます。

 

 

キレ痔と3つの要因

まずは、
腸内の環境を整えること、
骨盤底筋群周辺を始めとする
肛門周辺や骨盤自体の歪みの
3点が影響を及ぼしてきます。

 

切れ痔については複合的に
見ていかなければなりません。

 

痔ろうの場合は、
腸の中からの影響が

大きくなります。

 

これら、
切れ痔や痔ろうなどが
そもそも骨盤の歪みで当たり、
切れやすくなっている、

 

あるいは、骨盤周辺から始まる
骨盤底筋の硬さによって
血流が不足することによって
弾力性、浸潤性を失って

いること、

 

そして、腸内の環境が悪化し、
粘膜組織が荒れている状態、
そういったことが背景に

値します。

 

これらを1つずつ
正していく必要があります。

 

 

キレ痔を背骨からアプローチする

腸の場合は腰椎の4番
影響しています。

 

骨盤底筋群で言うと
仙骨の5番

 

さらに骨盤自体の
歪みや回旋を正していくことも
必要になります。

 

これら3点を同時に

解消していくと
痔も改善に向かうことが
多くあります。

 

 

おわりに

痔ろうの場合も

腸内環境が悪化して、
そこから毒素が出ていたり
ということが背景にあるので、

腸内環境を整えるために
腰椎の4番を整えることが

有効です。

 

これらをしっかりと意識して
改善していくことが

重要になります。

 

 

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