目次
●夜尿症とはどの様なものか
4歳くらいまでの幼児が
夜中におもらしをするのが
「おねしょ」。
これは、まだ排尿にかかわる
メカニズムが未熟なため。
「夜尿症」は5歳を過ぎても
月平均1~2回以上おねしょが
ある場合をいう。
○夜尿症の関連症状
便秘、糖尿病、崩尿症
○夜尿症とはどの様な症状か
夜尿症のはっきりした定義は
ないが少し専門的に言えば、
「排尿に関係する神経と
内分泌の生理的調節が完成
してもいいと思われる
5歳以降で、夜間睡眠中に
無意識の夜尿が月平均
1~2回以上ある場合」
というのが一応の定義。
○夜尿症の原因・誘引原因
・抗利尿ホルモンが十分な量
放出されないために、
夜間に溜まる尿量が多くなる。
・尿量は正常だが、膀胱・尿道
を調節する神経が未発達の
ため膀胱が膨らみにくく、
あふれてしまう。
・遺伝的要素
夜尿症と体の発達とは大いに
関係があると考えられ、
夜尿症児は一般的にやや体の
発達や二次性徴の現れるのが
遅い傾向にある。
上記の原因に、夜更かし、
朝寝坊、夜中の食事、ストレス
などの乱れた生活が誘因となり
夜尿症を引き起こす。
○現代西洋医学での改善法
・生活の改善
・自律神経調整薬や
抗利尿ホルモン製剤の服用
○改善につながる食事法・栄養法
・夕食時にはコップ1杯のみ
の水分。夕食後は水分はなし。
どうしてものときは
氷ひとかけのみを厳守する。
・夕食は塩分を控えめにし、
おやつにスナック類を与える
のも控える。
・夕食は寝る2時間前までに
終わらせる。
・冷たい水は、常温の水より
少量で満足感を得られるため、
部活動の時の水分補給は
冷たいものを少量ずつ飲む。
○改善につながる健康法
・尿を我慢する訓練をする。
親子で時間を設定し、
それに向かって頑張らせる
ことで膀胱の機能を
向上させる。
・自律神経の最適な調節を
受けられるよう、
早寝、早起き、食事を
きちんととるなど生活リズム
を正す。
・夜型の場合抗利尿ホルモンの
分泌が得られないことも
考えられるため、夜更かし
しない。
・寝ている間に体を冷やさ
ないように、タオルを
首もとにまいたり靴下を
はいたり、腹巻をまいたり
などする。
・子供に劣等感を持たせたり、
叱ったり、他の子と比べたり
しないよう気をつける。
・自分から治そうという
意欲をを持たせる。
・成人の場合は、アルコールの
摂取量を減らす。
◎夜尿症関連臓器
膀胱
夜尿症に背骨からアプローチするには
よく小学校くらいのお子様でも
おねしょ、夜尿症が続いている
ということを言われる方が
いらっしゃいます。
普段はちゃんと
トイレに行ける子でも、
夜トイレに行きそびれたり、
ちょっとお水を飲みすぎたり
すると夜に失敗してしまう
ということが多く聞かれます。
その不安感からストレスになり
改善しないという
負のスパイラルに陥ることに
なってしまう方も
いらっしゃいます。
夜尿症と背骨の関係
そもそも膀胱と夜尿症の
仕組みについて解説を
していきたいのですが、
実は膀胱と背骨の神経と
関係しています。
その背骨が
仙骨の末端の5番になります。
ちょうど二股に別れている
ようなところです。
ここは、寝っ転がっていたり、
仰向けになっているときに
ちょうど当たりやすいところに
なります。
そこが当たると
何が起こるのかというと、
膀胱がギュッと収縮しやすい
性質があります。
そうなると
夜寝ている時に当たる、
膀胱が収縮して緊張している
という状態になり、
膀胱のタンクに
ゆとりがないので、
夜失敗してしまうということが
起きやすくなります。
一回出ると続けてジャーっと
出やすいので、
最初の出ていくところが
ポイントになってきます。
そこで重要になるのが、
仙骨の末端5番がちゃんと
収まっている状態になっている
ということです。
ここを正していく
処置が必要になります。
ここは実は尾骨のところも
関係が深くなりますので、
チェックをしていき
尾骨の傾きも正していく
必要があります。
それは置いておいても
仙骨の5番を正していく
だけでも、
夜尿症のかなりの部分が
改善していきます。
おわりに
夜トイレを
失敗してしまうような
お子さん、あまり小さい時は
心配されなくても良いのですが、
4、5歳になっても失敗されて
しまうようであれば、
仙骨にアプローチが
できるようになると、
このようなお悩みにも
バッチリとお応えすることが
できます。
これが確実に
改善できるようになることが、
自信を持ってお伝えできること
につながりますので、
しっかり仙骨が正せるように
なっていただきたいと思います。