階段で息切れは年のせい・・・じゃない!

●息切れとはどの様なものか

健康な人でも激しい運動を

した後や、山に登ったとき

などにはよく経験するもの。

 

 

 

○息切れの関連症状

慢性の気管や肺の病気、

心臓の病気

 

 

 

○息切れとはどの様な症状か

 

一般に、息切れや呼吸困難は、

呼吸をするのに苦しさや

不快感を伴う自覚症状でのこと。

 

原因疾患が進行すると

呼吸運動に努力を要したり、

困難をきたす。

 

軽い間は、走ったり

重いものを持ったり、

能力を超える運動をした時に

だけ息切れを感じる。

 

症状が進むと

安静にしていても

苦しくなる。

 

また、これまでとは異なり、

少し動いただけで

息切れが生じたり、

短時間の休憩では

収まらないような場合は

心機能低下の恐れあり。

 

 

 

○息切れの原因・誘引原因

 

COPD

 (慢性閉塞性肺疾患)

 中高年にみられる

 呼吸器の病気の代表格。

 

 たばこや大気汚染によって、

 肺胞が壊され、肺の中の

 空気が出しにくくなるもので、

 肺気腫、慢性気管支炎が

 含まれる。

 

 喫煙者の15~20%に起こる

 と見なされている。

 

 

気管支ぜんそく

 全年齢層にみられる。

 

 気管支が慢性的な炎症で

 狭くなり、空気が通過

 しにくくなる。

 

 夜中や夜明けに症状が

 出るケースが目立つ。

 

 

<その他>

 高度の貧血によって、

 全身の臓器に酸素が

 いきわたらない場合。

 

 

加齢によるもの

 肺機能は男女とも25歳が

 ピークで、加齢とともに

 ゆるやかに低下していく。

 

 日常生活に支障がなければ、

 問題ない。

 

 

自然気胸

 若い元気な人に多く、

 突然起こる。

 

 肺に穴が開き、

 肺から出た空気によって、

 肺が圧迫されて縮み

 急激な息切れ、胸痛を伴う。

 

 

うっ血性心不全

 心筋梗塞などによって、

 心臓のポンプ機能が低下し、

 体に十分な血液が

 送り出せない状態になると、

 肺に水分がたまり、

 呼吸が速くなる。

 

 

エコノミー症候群

 前触れもなく、

 急に息苦しくなる。

 

 飛行機などで、

 水分不足のまま何時間も

 じっとしていると、

 脚の静脈に血栓ができ、

 その血栓が肺動脈に運ばれ、

 急に血流を止めてしまう

 ケースがある。

 

 

悲しみ、怒り、驚き、

不安感など情緒的な

刺激によるいわゆる

心因性呼吸困難もある。

 

 

 

○現代西洋医学での改善法 

 

気道の確保、人工呼吸、

酸素吸入を行い専門病院へ。

 

喘息発作では気管支拡張薬、

ステロイドホルモンの吸入や

点滴注射を行い、

うっ血性心不全には強心薬、

利尿薬、血管拡張薬による

治療を行う。

 

 

 

○改善につながる食事法・栄養法           

 

・原因が貧血であれば、

 レバー、ほうれん草、あさり

 など鉄分を多く含んだ食品を

 積極的にとる。

 

・カフェインの多いコーヒーや

 紅茶などの飲みすぎや

 アルコールなどの嗜好品は

 できるかぎり控える。

 

・梅しょう番茶、醤油番茶を

 飲んで軽い塩気を補う。

 

・玄米餅をごま油で焼き、

 醤油をつけて食べる。

 

・食事の量は軽くする。

 

 

 

○改善につながる健康法           

 

・禁煙する。

 

・ウォーキングや腹式呼吸で

 横隔膜を十分に使って

 呼吸する。

 

・重症の場合、息を吐く時だけ

 体を動かすように、

 そしてリズムをつけて動く

 ようにする。

 階段を上がる際には、

 息を吐きながら歩を進め、

 息を吸う時は立ち止まる。

 

・床に置いたものを取る際には

 かがんで持ち上げるといった、

 体に余計な負担をかけない

 工夫を。

 

 

 

○息切れの症状が出た時の対処法            

心臓病のある人が

呼吸困難を訴える場合は、

 

布団の上に座らせ、

まくらや座布団などを

抱え込むような

姿勢をとらせると、

少し楽になる。

 

 

 

 

息切れに背骨からアプローチするには

 

階段を上る時に、

ハァハァ、ゼェゼェと

息切れをしてしまう方も

多くいらっしゃると思います。

 

歳を取ったな〜、

体力が落ちたな〜

と感じる方も多いのですが、

これは歳のせいだけでは

ありません。

 

 

 

どうして息切れになるの?

どうしてこういった息切れが

起きてしまうのかというと、

そもそも呼吸自体が

浅くなってしまっている

からなんです。

 

通常の呼吸で

100ある酸素の供給量と交換率

というものがあるとすると、

 

肺の機能が低下していたり、

肺が収縮して呼吸が浅い

状態になっていると

通常100呼吸できるものが

70や60の呼吸しかできない

ような状態になります。

 

そうすると

どうなるのかと言うと、

呼吸が浅いというような

状態になり、普段の動作には

問題はないのですが、

 

ちょっとした運動をするだけで

酸素の不足が即座に訪れます。

 

なので、息切れで

ハァハァ、ゼェゼェと

なってしまうわけです。

 

 

息切れ改善のために

改善するために運動をして

呼吸筋を鍛えるということも

1つ必要なのですが、

 

それよりもグーッと

胸が締めつけられている、

圧迫している筋肉を

緩める必要があります。

 

肋骨に沿ったものや胸骨、

横隔膜が緩んだ状態を

作ることが重要です。

 

それから、

肩の上がり下がりで呼吸を

深くすることができます。

 

 

息切れ改善のための背骨調整ポイント

肩の詰まりや肺の胸郭の開き

を変えていくためには、

胸椎の1番と4番

調整することが

重要なポイントになります。

 

此処のねじれをしっかり正し、

緩んだ状態にして、身体が

深い呼吸に適応できるような

状態を作ることが必要です。

 

たった10秒背骨に触れただけで肩こりや腰痛を確実に改善できるテクニック 背骨の達人メールセミナー
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

よく読まれている記事