目次
●動悸とはどの様なものか
貧血気味、肥満、
運動不足、不安感の強い人に
起こりやすい。
○動悸の関連症状
息切れ、呼吸困難、
胸痛、失神
○動悸とはどの様な症状か
日常生活の中では、
運動や緊張などによって
拍動を感じるが、
その拍動を不快に感じること。
自然な働きであり、
しばらく休めば落ち着くため、
ほとんどは問題ない。
少し動くだけで動悸がする、
激しい動悸や胸苦しさがある、
繰り返し起こるなど、
気になることがある場合には、
何らかの疾患から動悸が
起こっている場合もある。
○動悸の原因・誘引原因
<東洋医学の観点から>
主に心と関係している。
動悸がしやすい人は普段から、
不眠、物忘れ、めまい、
耳鳴り、不安感などの症状を
伴うことも多い。
これらは全く関係のない
症状ではなく、
つながりがあり、
同時に年齢とともに
出やすい症状でもあり、
老化とも関係する。
①心血が不足している
ストレスが多い、よく思い悩む、
夜更かしをする、眠れない、
不安感がある、
最近集中力が落ちた、
ダイエットしている、
食事を摂っていない、
偏食がある、貧血気味
の人に多い。
②冷まして潤す働きのある
「陰」の不足
(心と腎のバランスの崩れ)
寝汗が多い、夜更かしをする、
のぼせやほてりがある、
耳鳴りがする、
イライラ・そわそわ
しやすい人に多い。
特に夏は大量に汗をかきやすく、
「陰」を消耗しやすいため
予防が大切。
③代謝力が弱い
(代謝しきれなかった水分が
「心」の働きを邪魔している)
胃腸が弱い、食欲がない、
吐き気がする、よく下痢や
軟便になる、冷えやすい、
低体温、めまい、むくみ
が出やすくなる。
その他
・驚きやすく、
すぐにびくっとする
・大病後・心が弱っている
・血液の流れが悪い
と起こりやすい。
<西洋医学の観点から>
・心臓の異常
不整脈、狭心症、
心筋梗塞など
・酸素不足
肺の疾患、貧血など
・ホルモンや自律神経の失調
バセドウ病、更年期障害、
月経前緊張症など
・精神的要因
うつ病など
・その他
飲酒、高血圧、運動不足、
発熱、薬の使用など
○現代西洋医学での改善法
・薬の服用
・ペースメーカー装着
(運動の制限をうける)。
・心臓のリズムを取り戻す
ために電気ショックを
与える。
○改善につながる食事法・栄養法
・カフェインの
摂取量を減らす。
・脂肪や精製した炭水化物を
控え、脂肪分の多い魚や
植物性たんぱく質を多く摂る。
・唐辛子やにんにくなどの
刺激物を控える。
・飲酒を控える。
・鉄分を多く含む食品には、
肉類、レバー、ほうれん草、
貝類、カボチャの種子など
を摂る。
・心臓が弱かったり
神経質な人は、ハスの葉を
毎日食べると良い。
・クチナシの実を
1日5~10個煎じて飲むと、
胸がわずらわしく
感じるものに良い。
○改善につながる健康法
・休養と睡眠を十分にとる。
・喫煙は避ける。
・半身浴で汗をかき代謝をあげ
リラックスする。
・ウォーキングなど、
無理のない範囲で運動をする。
○動悸の症状が出た時の対処法
・その場で安静にして
呼吸を整える。
動悸に背骨からアプローチするには
動悸、ドキドキが止まらない
というのは、恋の病なんて
昔は言ったりしましたが、
決してそういったことだけが
原因では当然ありません。
なぜ動悸が起こるの?
これは、心臓の拍動が
浅い状態になっている状態です。
拍動が浅いと酸素をポンプで
送り出す機能が低下するので
血液が全身に届かなく
なってしまいます。
全身にしっかりと
血液を届けようと思うと、
一回のポンプでギュッと
一気に押し出すか、
少ない量で回数を増やして
不足を補うか、
どちらかしかありません。
基本的には
一回の量を多くして
拍動させるということが
重要になります。
動悸改善の背骨調整ポイント
そのために必要に
なってくるのが、
心臓と関わる胸椎の6番です。
胸椎の6番がしっかり
整っているかどうかで、
かなり身体のクオリティが
違ってきます。
背骨を整えると寿命が延びる!?
ここは昔から中国のツボでも
重要とされてきたところであり、
しっかり整え心臓の拍動が
力強くなると哺乳類では
一般的に寿命が延びます。
要は、拍動が
少なく済むようになると
寿命が伸びるということです。
哺乳類は、人間でも、
ハツカネズミでも、象でも
拍動の回数というものが
決まっていて、
拍動が早く、
浅くなってしまうとその分
寿命を縮めることにも
なります。
寿命を伸ばすためにも
拍動を大きくさせることが
重要なんです。
おわりに
是非、胸椎の6番を正して、
アプローチできるような
施術家になっていただきたいと
思います。