目次
●痰とはどの様なものか
痰は白血球や上皮細胞などから
構成されていて気管、気管支、
肺から分泌される。
痰の分泌量は健康な人でも
1日50ml~100mlになる。
○痰の関連症状
咳
○痰とはどの様な症状か
痰は粘膜から出される
粘り気のある流体のこと。
透明なものから黄色いものまで
様々で、咳と共に出される。
鼻水とは区別されていて、
呼吸器から出された
粘液のことをいう。
咳そのものは出ないのに、
痰が絡んでいるために、
それを出そうとして
痰が出るまで咳が出てしまう。
喉に引っかかって
痛みがある場合も。
痰に血が混じるのは、
多くは喉の奥が咳のしすぎで
切れてしまい、痰を出すときに
混じってしまったもので、
ほとんどの場合心配いらなが、
稀に気管支や肺の病気
のことがある。
○痰の原因・誘引原因
呼吸器系から異物を体内に
入れないように
分泌された粘液が、
風邪やその他の疾患によって、
異常に多く作り出され、
調子よく排出されずに、
咽頭から塊の状態になって
出される。
その原因となるものは、
風邪や気管支炎をはじめ
気管支喘息やたばこの吸い過ぎ
ハウスダストなど。
○現代西洋医学での改善法
痰の吸引、去痰剤の処方
○改善につながる食事法・栄養法
・甜茶 中国では咳を止め、
痰を切るといわれている。
・銀杏のはちみつ漬け
煎り銀杏
銀杏の消炎作用により、
痰の切れが良くなり
咳を抑える。
・キンカンをぜんじた汁に
砂糖を加える。
・梨、大根、白菜、ねぎ
痰のつまりに効く
○改善につながる健康法
・十分な睡眠をとる。
・冬は部屋を20~25度にし、
湿度の方を上げる。
湿度が50%になると、
ウイルスは約30%の
生存率しかない。
できれば加湿器を併用し、
60~80%に。
・ウォーキングなどの
有酸素運動をする。
・マスクの着用。
・禁煙。
・こまめに部屋を掃除する。
○痰の症状が出た時の対処法
下を向いて、
ティッシュを口に当てて、
咳をしながら出す。
呼吸を早めにして
わざと何度もゼーゼーさせ、
それから痰を出した方が
喉に負担をかけずに
楽に出てくる。
痰に背骨からアプローチするには
患者さんの中にも
「痰が絡んでしまいます」
「痰がなかなかきれません」
という方、
「ンンッ」と喉を鳴らす、
咳ばらいする癖があるという
方もいらっしゃいます。
そういった方に、
「実はそれも背骨が関係して
いるんですよ」
とお伝えすると、
「え!こんなことにも
関係しているんですか?」
と驚くと共に評価も高まります。
なぜ痰が出るの?
喉は基本的に気道と食道があり
喉の気管部分に異物が
入らないよう蓋が閉じたり
という機能があります。
それよりも手前の口の方にある
喉は荒れやすくなります。
どうして荒れやすいのか
というと、声を出したりする
声帯があるので振動したり、
摩擦が起きたりしますので、
声帯の周辺や喉仏の周辺、
嚥下と言って物を飲み込んだり
する器官が活発に動き、
そこの組織、細胞が乾いた
状態になりやすいからです。
荒れると、
そこの炎症を抑えるために
白血球などが集まり、
痰が絡みやすくなります。
痰が絡むのは皮膚のガサガサ状態と似ている!?
問題なのは、
痰が絡むことではなく、
痰が多く発生しなければ
ならないような
喉が荒れている状況です。
皮膚も潤いを失うと
ガサガサと角質化して
きますよね。
あのような感じで、
角質化したところに
外からだけ潤いを与えても
表面がヌルヌルして、
あまり良い感じの肌の状態に
なりません。
喉も同じように乾いた状態に
なると荒れやすくなります。
それを内側から
分泌されるもので潤いを
与えられるような状態する
必要があります。
痰を背骨調整で改善する
そこで頚椎の5番を
整えることで潤いが
満たされてきます。
痰の絡みの切れも
良くなりますし、
嚥下の「ンンッ」と喉を鳴らす
咳ばらいの癖も改善されます。
ここにしっかり働きかけを
していただきたいと思います。