目次
筋膜と背骨の関わり
背骨、骨格と関わっている筋膜
というものの特性を背骨との関
わりについて、解説していきます。
筋肉や身体の体表は一定の形を
作っています。
筋膜はパッケージ
この形を作っている状態は、
フルーツのみかんのようなもの
だとイメージしてみてください。
まず人体という身体は全体を皮膚
というものにパッケージングされ
ています。
皮下にある筋膜組織
この皮膚を一皮剥くと、内側に
筋膜という膜組織というものが
あります。
これはコラーゲン繊維状のとても
強い繊維状のもので、とても強く
て頑丈なものです。
まず線筋膜という層の内側に筋筋膜
という筋肉をパッケージしている
筋膜の層があります。
みかんで連想する筋膜
これがいわゆる、身体のみかんで
言うところの房の部分になります。
みかんの房を一つ外して、
薄皮を剥いてみると粒が
1個1個またパッケージング
されて形を作っていますね。
これが筋肉のさらに内側の
筋繊維や筋原繊維そのもの
を1個ずつパッケージング
している機能のものと思っ
てください。
滑走するから筋肉は動きやすい
これらのパッケージングし
ている膜組織がスムーズに
滑走と言って、動き合って
いる状態が人間の身体を
スムーズに動かす役割を
担っています。
動きが制限されるという事は
身体を倒したりする時に、
例えばキツイ全身タイツを
着ていたり、セーターが
1か所捻じれていたりする
とどうしても身体を動かす
時に制限が出てきてしまう
のが、想像できると思います。
癒着してしまった筋膜
このよじれというもの
が筋膜が癒着している
作用になります。
筋肉の動きを制限する訳
身体を動かしたり、骨格が
スムーズに動かすものを
制限してくるのは骨格
そのものの歪みや捻じれ
というものもありますが、
さらに筋膜や筋肉の収縮
があると骨格の可動にも
影響してきます。
患部と別の所に原因が出ることが
筋膜は筋肉の補助的な役割、
さらに筋肉を補完して主要な
筋肉だけでなく、遠い所の
筋肉と関わり合うという
役割があります。
一見腰が悪い時でも、首の
症状を取らないとなかなか
腰痛が良くならない場合などは
筋膜の走行の遠い所から来て
いる筋膜の捩れ、癒着が影響
している事が多々あります。
そのことについても、しっかり
と認識して頂ければと思います。
腰痛と関連が深い筋膜
特に腰が痛いような時にはスーパー
フィシャルバックラインという所が
関係しているので、首元と腰で連動
して身体を支えるという機能を制限
していることになります。
じっとしていても腰が痛く動けない
という方の場合は首元を温めること、
首周りの筋膜の捩れを取っていくと
いうことを認識して治療を行って
ください。