痛みに関する生理学を簡単にまとめました!
痛みや不調は身体からのシグナルです!
目次
○痛みは脳が作り出している
患部から「痛みのシグナル」が脳に伝達され
それを脳が認識して痛みを自覚します
○痛みの種類は4種類
1、切り傷や打ち身など外傷による痛み
2、筋肉痛
・筋肉を筋力以上の運動をした場合の炎症
・筋組織損傷や断裂などの痛み
3、筋肉・筋膜の緊張による痛み
4、内臓の炎症による痛み
○痛みのしくみ
◇痛みを認知するのは脳 痛みを感じ取るのは神経終末
坐骨神経痛・肋間神経痛など
神経痛という病名を聞くと
「神経自体が刺激されて痛い」という意味に
捕らえがちですが・・・
神経は 痛みを感じ取ることはできても
痛みを出しません!!
◇神経の役割りは信号を送ること
痛みを感じ取る末端神経の多くは
筋肉や筋膜の中にあり
そこからの信号を脳に送るのが神経の役割りです
その他、靭帯、腱、脳や内臓に関連する筋膜にも
痛みを感じとる神経があります
痛みを感じとる神経のない場所は
骨・椎間板・軟骨・毛・爪などです
◇背骨のズレや捻じれは痛みの「羅針盤」です
からだの痛みで一番多いのは
筋肉や筋膜の緊張箇所・炎症箇所から痛みを感じることです
そして、その問題箇所に繋がっている背骨の椎体は
引っ張られてズレたり捻じれたりしています
逆に骨のねじれが原因で神経を挟んでしまい
挟まれた神経の繋がっている筋膜・筋肉・内臓などに
緊張や炎症を引き起こしている場合もあります
◇背骨のズレや捻じれを確かめると痛みの原因がわかります
さらに 背骨調整は
見立てと施術を同時に行うことが出来ます
これが時短施術で大きな効果が上げられる
最大の醍醐味と言えると共に
他流派には無い大きな特徴です
○血管圧迫・血行不良が原因の様々な不調について
痛み・痺れ・冷えつっぱり・だるさ・運動障害 …など
◇不調の多くが血行不良によって起きる弊害です
血行不良になると
筋肉や各細胞に酸素や栄養が送られなくなり
体温が低下してしまいます
そして体温が低下すると
基礎代謝や抵抗力までもが低下してしまうのです
◇血管には動脈と静脈があります
それぞれの働きを把握しておきましょう!
動脈…細胞に酸素や栄養を運ぶ
静脈…細胞から出た老廃物を運ぶ
◇痛いと感じる場所が原因ではない時もあります
発痛点が同じ神経束の場合や交差する神経束の信号伝達を
脳が勘違いする場合があります
これを「関連痛」と呼びます。
痛みとなる原因が生じた部位から
離れた場所に感じる痛みです
関連痛は 深部組織(内臓・筋肉・関節)の
損傷によって引き起こされます
例)
・ かき氷を食べた時に咽頭神経が刺激されているのに
後頭部やこめかみの痛みに感じることがあります
・ 心筋梗塞など心臓部の痛みを
上腕部の痛みと誤認知することがあります
ぜひ痛みについての要点を整理して覚えておいてくださいませ。