目次
●脊椎狭窄症とはどの様なものか
だいたい50~60歳代頃から
発症しやすく、高齢者に多い
後屈障害型の腰痛。
○脊椎狭窄症とはどの様な症状か
脊柱管が細くなり、中の脊髄や
馬尾神経を刺激するもの。
腰に鈍痛があり、歩いていると
腰から足に痛みやしびれが広がり
歩けなくなるが、しばらく休憩
するとまた歩けるように
なる(間欠跛行)。
症状が進行すると、歩ける距離も
次第に短くなっていく。
○脊椎狭窄症の原因・誘引原因
もともと脊柱管の狭い人に
発症しやすいが、加齢的変化も
発症に大きく関係する。
加齢的変化には、変形性脊椎症、
骨棘の形成、椎体のすべり、
椎間板の膨隆、関節突起や椎弓の
肥厚などがある。
○現代西洋医学での改善法
保存療法を続けてみても
間欠跛行が見られたり、
下肢痛のために不自由がある
場合には、狭窄を起こしている
椎弓、靭帯などの組織を取り除く
手術を行う。
○改善につながる食事法・栄養法
・生姜紅茶や梅醤番茶を飲み
体をあたためる。
・とうがらし、にんにく、生姜
などを料理に使う。
・加工食品、食品添加物を使った
食べ物を控える。
・酒、たばこ、コーヒーの
摂取量を減らす。
・玄米菜食にし、1口につき
よく噛み、腹八分目におさえて
楽しく食事をする。
○改善につながる健康法
・後屈の姿勢をとらない。
・寒い時は腰を痛めやすいので
作業前にストレッチや準備体操
を十分に行う。
・立つ時の姿勢は顎をひき、
肩の力を抜く。背筋を伸ばし、
尻の筋肉を緊張させるように
して立つ。
・長時間立っていると、無意識に
前かがみになったり背中を
そらしたりしがちなので、
ときどき座ったり、 背筋と
腹筋に意識的に力を入れたり、
片足を踏み台に交互に乗せる
などする。
・いすに座るときは、深く腰掛け
背筋を伸ばしお腹を軽く
引き締める。
・洗面の時は膝を曲げて洗面台に
当てて支える姿勢をとる。
・つえをついたり、乳母車を押す
自転車に乗ると前かがみの
姿勢を楽にとれるので
長く歩きやすくなる。
○脊椎狭窄症の症状が出た時の対処法
間欠跛行のときは、前かがみに
なって休むと痛みが軽くなる。
◎脊椎狭窄症関連臓器
腎臓
脊椎狭窄症を背骨からアプローチするには
脊柱管狭窄症から不調が出ている
ようなパターンの相談も多いと
思います。
また近年、そういうような診断が
出るという方が多くなっています。
脊椎狭窄症の改善ポイントの見立て方
症状が出ている場所から近い所
遠い所の2つのパターンがある
というのを覚えておいてください。
狭窄症もどこに痛みの中心が
出ているかということと、
どのような時に痛みが出るか
がポイントになってきます。
そして一つは今、じっとして
いても痛いというような状態。
もう一つは、何かの動作の時に
痛いという状態。
まずは、その2つに一旦分けて
ください。
その上でじっとしていても痛い
場合は、これも首や遠い所、
そこを疑って調整して頂きたい
と思います。
逆に何かの動作で痛いという
場合は歩行時と座っている時と
立っている時の大体3つの
パターンに分かれてくるのが
多いのです。
今後、それぞれに対して、
また解説を加えていきたいと
思います。