目次
●不整脈とはどの様なものか
不整脈は非常によくある状態で
健康な人でも約7割に
見られると言われるくらいで、
不整脈を持たない人のほうが
少ない。
○不整脈の関連症状
動悸、めまい、胸痛、
息苦しさ、圧迫感、むくみ
○不整脈とはどの様な症状か
心臓の規則的な動きが、
早くなったり遅くなったり
乱れたり、伝わり方が
変わったりすること。
病気ではなく、
心臓の機能異常の1つ。
<頻脈>
収縮が1分間に
100回を超えるもの。
治療が必要なのは
130~140回ぐらいから。
あまり速くなると
息苦しくなり、血圧が下がり
意識がぼんやりすることもある。
<徐脈>
1分間に60回を割るもの。
40を割らなければ
治療の対象にはならない。
持続的な著しい徐脈や、
一時的に心臓が止まると、
意識がなくなったりと
危険な状態が起こる。
<期外収縮>
急にスキップするように
1回だけドッキンと
強く打つか、何拍かに
1回心臓が止まったように
感じられる。
健康な人にも見られる。
<心房細動・心房粗動>
心房の収縮が極端に早くなり、
1分間に250回以上に
なったときを心房粗動という。
それ以上速くなり、
心房が規則的な収縮を
しなくなったときを
心房細動という。
一時的なものは、
高血圧や過労や過食で起こる。
老人に多く起こる。
○不整脈の原因・誘引原因
心筋梗塞や狭心症といった
虚血性心疾患が原因で
あることが圧倒的に多い。
薬の中の不整脈を
誘発する成分に
起因するものもある。
また、
高血圧やリウマチが
原因となる場合も。
ストレスや睡眠不足、
疲労でも不整脈は
起こりやすくなる。
○現代西洋医学での改善法
通常は薬物投与と
生活習慣改善指導。
重症な場合には、
ペースメーカーで心臓の鼓動を
コントロールする。
○改善につながる食事法・栄養法
・緑黄色野菜をいっぱいとり、
ビタミン、ミネラル、
カリウム、カルシウム、
マグネシウム、食物繊維を
含む野菜
(キクラゲ、干しヒジキ、
干しシイタケ、カンピョウ、
インゲン豆、切り干し大根、
きな粉、大豆、小豆、干し柿)
・果物、豆類、海藻を
バランス良く食べる。
・脂肪は魚や食物性脂肪の
割合を多くして、
動脈硬化を促進する
動物性脂肪はとりすぎない
ようにする。
・過食にならないようにし、
適正な体重を維持する。
・1日の塩分摂取量は
8グラム以下におさえる。
・カフェインが多く
含まれている飲み物を避ける。
・お酒はストレス解消になる
のであれば少量を楽しむ。
○改善につながる健康法
・タバコ、熱いお風呂、
冷たいシャワーは心臓に
負担をかけるのでやめる。
・過労、睡眠不足に注意をする。
・心臓はストレスの影響を
受けやすいので、自分なりの
楽しみを持ったりして
心配ごとや不安に気を
とられすぎないようにする。
○不整脈の症状が出た時の対処法
まず安静な状態をとる。
それから、
脈拍を1分間計ってみる。
規則正しい脈拍リズムでは
なかったり、通常の自分の
脈拍数よりも明らかに
回数が多かったり、
強弱があったりする場合は
不整脈の中でも危険な
場合が考えられる。
不整脈に背骨からアプローチするには
不整脈、心臓の乱れと言うのは
心の乱れに直結していきます。
その乱れを正すための
ポイントとして、
拍動のリズムを一定に
安定させる必要があります。
不整脈ってどんな状態?
心臓というのは
心臓自体がギュッと収縮すると
ギュッギュッギュッと
ポンプが動き、筋肉が弾力性の
ある状態だと跳ね返りがあり、
縮んだ後もすぐに戻るように
なっているのが通常の状態です。
しかし、
心臓が収縮状態になっていると
どうしても縮んだ後の戻りが
悪くなり、拍動のリズムが
乱れます。
これが、
不整脈が起きている状態です。
不整脈とリズムの関係?
例えるならば、
よくポンピングして
灯油を移し替えるようなものが
ありますが、
リズミカルに握ると
灯油がもう片方の容器に
移っていきます。
そのリズムを急に速めると
戻りが悪くなり、
膨らんでいない状態で
握ることになるので
移る量が少なくなり、
リズムも不安定になります。
それと同じで、収縮が起きると
心臓の脈のリズム、
拍動のリズムが乱れます。
そういったものが
不整脈として出てきます。
不整脈を改善する背骨調整ポイント
これも胸椎の6番から
アプローチをして、
正していくことが必要です。
不整脈の傾向を捉えて、
正していくということが
非常に重要になってきます。
おわりに
心臓の不整脈を正せるか
ということも、
治療家として、身体を
メンテナンスする者として
重要なポイントになりますので
しっかりと正せるように
していただきたいと思います。