目次
●下痢とはどの様なものか
回数とは関係なく、
1日の便の量が
200~250g以上、
便の水分量が
150ml~200ml以上の
ことをいう。
○下痢の関連症状
腹痛、嘔吐、発熱、脱水症状、
食欲減退、体力の消耗
○下痢とはどの様な症状か
<小腸性下痢>
水様便が多量にでるのが特徴で、
小腸で起こる下痢は一時的な
ことが多いのでそれほど
心配はいらない。
<大腸性下痢>
腹痛を伴うことが多く、
血便などがでると、
クローン病などの病気の
可能性があるので注意が必要。
<ストレス性の下痢>
腸の働きに異常をきたし、
腹痛、下痢、便秘の症状を
起こす。
<旅行者下痢>
海外旅行に行って
数日のうちに発祥する
下痢の症状。
○下痢の原因・誘引原因
<小腸性下痢>
主に食べ物を食べすぎたり、
飲みすぎたりしたときに
粘膜の働きが弱くなり
水分を吸収できなくなるため
に起こる。
お腹を冷やしてしまったとき
にも粘膜の働きが弱くなる。
<大腸性下痢>
細菌やウイルスなどにより、
腸の蠕動運動が活発に
なりすぎたり粘膜の分泌が
多すぎるために起こる。
<ストレス性の下痢>
仕事でのプレッシャーや、
人間関係の悩み、
家庭や友人関係でのトラブル、
下痢気味なのでトイレを
異常に気にしてしまうなど、
精神的なストレスを受けて
腸の働きに異常をきたす。
<旅行者下痢>
旅行での疲れやストレス、
水や食べ物の違いで腸が
刺激されたり、ウイルスや
細菌など原因は様々。
○現代西洋医学での改善法
軽い場合は下痢止めを服用する。
重症の場合は点滴を打つ。
○改善につながる食事法・栄養法
・乳糖不耐性の人は牛乳を
飲まないか、温めて少しずつ
飲むようにする。
・食品は加熱調理をし、
調理器具は熱湯消毒する。
・下痢のときに良い食べ物
おかゆ、煮込みうどん、
豆腐、半熟卵、白身魚、
鶏ささみ
刺激物や脂質が少なく消化が
よい食べ物を食べると良い。
たんぱく質には吸収されて
便を固くする作用がある。
・水分補給に良い飲み物
コーヒーなどの刺激物を
避けて温かいものが基本。
番茶やほうじ茶は比較的
カフェインが少なく、
りんごには整腸作用がある。
味噌汁、にんじんスープ、
りんごジュース、ハーブティ、
番茶、ほうじ茶
・梅しょう番茶を飲み
玄米スープも飲むと
新陳代謝を促す。
・梅肉エキスをくず湯とともに
飲むと動物性の毒素を
中和してくれる。
・香辛料の摂りすぎは控える。
○改善につながる健康法
・自分の体質的に弱い食べ物を
知り、その食べすぎを控える。
・お腹が冷えないように、
腹巻をしたりカイロを
貼ったりする。
・ストレスをためこまない。
・旅先では
ミネラルウォーターを飲み、
食べ物にも気をつける。
○下痢の症状が出た時の対処法
無理にとめずに脱水症状に
ならないように、
水分を少しずつ補給していく。
その際に冷たいものは避けて、
室温かそれ以上の温かさの
ものをとる。
絶食して様子をみながら
スープなどの流動食をとり、
徐々にお粥などに移行していく。
軽い場合には、なるべく
消化の悪い物や冷たい食べ物を
避けて消化の負担が軽いものや
整腸作用のある食品を
とるようする。
下痢に背骨からアプローチするには
今日はお腹が下りやすい、
便秘と下痢を
繰り返すというような
過敏性腸症候群の方について
お話していきます。
男性の方に多いのですが、
腸が弱いという方が多く
見られます。
そういった腸の弱い人に対して
どうしたら良いのかを
お伝えしていきます。
下痢ってどんな状態?
お腹が下りやすいというのは
腸が冷えていたり、
過敏な状態になっています。
つまり、
腸自体が収縮して冷えていて、
新陳代謝が悪いような状態に
なっていると腸の膜組織が
非常にデリケートになって
いるので、
そこでお腹が冷えて
吸収が悪いような状態に
なってしまいます。
また、腸がギュッと縮んでいる
状態なので、ちょっと冷えたり、
食べ合わせが悪かったり、
冷たいものを食べたり
ということで、
中の物をすぐに出そうと
してしまいます。
通常ですと、
水分を吸収しながら
出ていくのですが、
それを急激に出してしまうため
水気の多い便になってしまう
という状態です。
下痢改善のための背骨調整
ここでしっかり腸自体が
ゆったりと緩んだ状態に
なっていると腸の動きも
緩やかになるので
中の物を急いで出そう
ということがなくなってきます。
背骨で言うと腸に関わる
腰椎の3番、4番のねじれを
正していき、
緩めていくと自然と
腸の働きも穏やかになります。
是非、そこの働きかけを
積極的にしていただきたいと
思います。